<   2018年 05月 ( 3 )   > この月の画像一覧

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そよそよと風揺れる、ラベンダー畑の想い出

澄み切った水色と、夕焼け色が
心地よいため息のように、交じり合う

果てない空に包まれ、

お下げの私は、ときめきのまま、
甘酸っぱい香りとともに、

ゆめの世界へ吸い込まれてゆきたいと

ふわっと願っていたら、

小さな麦わら帽子のリボンが解け、
憧れに吸い寄せられように飛ばされてゆく

「大丈夫だよ」と、頭の上から響く、
静寂を含む声音

隣で、あなたの大きな手を握っているとき、
体全身をみなぎる安心感に包まれ、

「またここに来るね」と約束したの

ゆらり、ゆらりとハンモックに身をゆだね、

目覚めれば、

いつ私はここに産み落とされたのだろうと、キョロキョロ
不安げに辺りを見渡し、

涙をこぼした

日々、いろんなことで揺れ動く心をすり減らし

険のある眼差しで
知らずうち、自己を威圧していなかっただろうかと

ふと、振り返る機会を持つ

まだ見ぬ明日のために、右往左往し、

完ぺきな人生を創り上げられないのは、
怠慢だと、自身をくるしめていたことも

それでも、思い出してと、

等身大の、いまの、ありのままの自分で良い

人生のシナリオは、正邪を問うことなく、
今日も刻々と
ベストな方向に向かって流れてゆくのだから、

迷ったり、疲れたら、
いつでも

まぶたの裏の原風景に戻ってゆこう


☆ピンク☆

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PS

空と花の匂いに運ばれて、ふたたび…、

あなたは、

時が満ちるまで、この地でずっと
待ち続けてくれていたの

あの頃と変わらない長さの
うしろ髪をなびかせ、

ぽつり、つぶやく、

今度は、私が
あなたを守らせてね

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by sakurano-pink | 2018-05-11 18:30 | ピンク絵日記

慟哭のツインレイ

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草木を揺らす風も止み、

ため息がこぼれるほど
荘厳な美しさを湛えた夕陽が

世界を支配するほんの一時、

誰にも理解されなかった、
理解されようともしなかった

ひとつの悲しみは、

長い時間をかけて、母なる海に護られ、

鼓膜にほんの少し触れる程度の
かすかな響きを
さざ波のすきまから奏で、

星の砂混じりの
シェルピンクの貝に封じ込まれたまま、

砂浜に打ち上げられる

遠方から聴こえてくる船の汽笛に足を止め、

何の氣もなしに、拾い上げたら、どこからともなく
伝わってくる切なさと

霞がかった慟哭の情景、

本来、手のひらに収めきれるものでないにしても、
理解したいという気持ちをそっと込める

どんなに、もがいても、
希望という光のたすきを掴もうにも

絶望が引きずり込む重力に勝てず
這い上がれなかった、

海底のくぼんだ穴に落ちて、
華やかな珊瑚に隠れて、ぷくぷくと、

人魚姫をも幻にする白い泡を吹きながら

永遠に癒されることのない深い傷がうずいていたと、
吐露してくれた
その心に

私の頬を伝う温かい涙が
ぽつんと、落ちた時

ほんの少しでも、埋められたのなら…


☆ピンク☆
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PS

やがて辺り一面
群青色に染め上げられ

互いに歩み寄りたいと、
ふわっと湧いた

命と命、

遠く見据えた
何マイルも先に

わかり合えるというゴールがあるとしても、

惑わされない、揺らがない

凛として、ここに立って居よう

今、ここ掌に
あなたへの愛の確信を深めたのだから


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by sakurano-pink | 2018-05-04 19:30 | ピンク絵日記

緑の心音

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澄み渡る五月晴れの空に誘われ、

モヤモヤを吹っ切って、

女の子の足首をキュッと
強調させてくれる白いスニーカーで一歩、踏み出したの

ちょっとした
戸惑いも、動揺も…

かすかに横顔に残り、引きずるけど、

開き直りが得意だもの

女優張りに
憂い、という名の美しさに変えてみせよう

肩までの髪が揺れれば、

人魚姫の輝いた恋の珊瑚のイヤリングをして

ブルーとパープルのうろこが滲んだみたいな
水彩柄のスカートが、

白い脚元を、ひらひらまとわりつく

気まぐれなレーダーを頼りに、
今日の行き先は決めないでおく、

魂の休憩所にしょっちゅう出入りしている私が

毎回、突然訪ねてきたって、
緑の森の番人は、いつも優しく、
紳士的に迎えてくれるから、

安心して、気持ちを開いて大丈夫…

微笑みをありがとう、と…口元に手を添えるくせは、
また来ちゃった、と
はにかみを隠したくて

今一度、ゆっくりゆったりと深呼吸して
新鮮な空気を内側に取り入れて…

此処にある倖せをかみしめるの

その都度、答えを急いでしまうのはなぜなのか

あのときも、このときも…
じっくり、自分と向かい愛うことでしか、
決められなかったのだから

時を止めて

自身の有限の人生を超えてつながる
大河に身を置き、

悠久のときの流れの中、
トクントクンとうごめく心音に耳を澄ます



☆ピンク☆
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PS

切り株のベンチに座って、
ちいさなお茶会

柏餅の葉っぱに
虫食いのような穴が空いているのを見れば、

私自身と切り離した形なら、妄想も、
激しい恋も楽しめるけど

自分のこととなると、
どうもだめね、と

大人ぶってため息して、

想像だけで、満足しちゃうなぁと
振り返り

そういうところ、子どものころから
何にも変わらないなあ、と

ぱっくん、おやつを頬張り、

ゆらゆら呑気に
鯉のぼりを心の空にうかべる

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by sakurano-pink | 2018-05-03 18:51 | ピンク絵日記

↑小沢幸生さまが描いて下さった最高に素晴らしい桜野ピンクちゃんです。


by sakurano-pink