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さそり座ガール

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この胸の宇宙に
ポツンと朱く光る、さそりの心臓

その存在に氣づくまでは、
ただ自己否定を繰り返していたのに

突如、その本能とも言える星が燃え始め
『これでいい』と
突き抜ける瞬間が訪れた

ちょっとしたスキャンダラスも何のその

孤高を貫こうとする星の下に生まれたから
誰かに合わせてばかりの自分は、居心地がわるい

私を
縛ろうとするものから

どこまでも、どこまでも逃げて
パーソナルスペースにすっぽり入り込む

そこで、
魂が吸い取られるように、何かに没入した後は
何が何だかよくわからない、
私、誰?
という
不可思議な感触が残る

そこで、氣づくのだ

欲しいものがたくさんある、と思わされているけど、
本当にそうであるかは疑わしいこと

実はそんなに欲しくも何ともないものを
欲しいと言わされている

その口ぶりが、何となくかっこよく見えたり、

素敵に見えるから…という理由で

本当の自分は、ものすごくサッパリしていて
あれこれ
着飾るのも、おべっかを使うのも苦手だ

情報やものに埋もれれば埋もれるほど
ゾッとするほどの虚しさを感じる瞬間がある

それだったら
うまく迎合できないなら

もうそのままで
ありのままで
今のままで
困ったままで
カッコわるいままで、

その混沌とした世界の真ん中に立ち、

主張しようじゃないか

考え、主義、日々思うこと、趣味、好きなこと、過去、現在、未来…

それがどんなにいびつで
悪趣味な内容だろうと

そのなかに
価値や美を見出すのは、

常に私自身だから

☆ピンク☆
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PS

たとえ

ひとりの人間の

ありとあらゆる事柄が
世間に
知られてしまったとしても

解明できない部分は
無限に残るだろう

全方位カメラで見渡したって
謎だらけ

神のみぞ知る

無限の秘密を
内包してるのだから

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by sakurano-pink | 2016-09-11 20:48 | ピンク絵日記

想いのマシュマロ



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夜のしじまの砂浜で、
よくよく耳を澄ませてみれば

時折、寄せては返す白波の音が
心をゆらつかせる

プリーツのスカートを翻して

私の横をすり抜けていく
あなたの優しい声を背中で聴いた

昨日のこと、今日のこと、明日のことさえ
ざぶん、ざぶんと遠ざかっていく

泡がぽつんと弾けて、ハッと氣づけば

夜明け前のこの場所で、愛しいあなたのことを
何度も思い出していた

きっともう打ち明けられない…
振り返っても、一秒前の足跡すら残っていない

儚き愛の告白は
海のマシュマロとなって消えゆく運命でも、

恋した心は貝殻にしまっておいたから

いつかあなたが、海に私の存在を訊くときまで
そっと秘密にしておくの

運命の糸を辿ってゆけば…
遠い昔に互いがひと時も離れられないような
熱い夏を過ごしていた

あなたの長い指に触れられたことも
髪一本一本が記憶している

麦わら帽子に隠していたけど

思い焦がれて、好きすぎて、ただただ辛くなるときは
記憶喪失になりたいと何度願っただろう

それでも、忘れることができなくて、
何度も、何度も、あなたの夢に忍び込んだ


ねえ、私を遥か彼方へいざなって
もう苦しまなくていいよ

幸せになって

苦しめていた想いも、やるせない切なさも
二度と戻れないあの時間も、自由にするの

等身大の腕をめいいっぱい広げ、

群青色の宇宙(そら)へ…
星とともに昇っていこう


☆ピンク☆

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PS

自分の気持ちとは、ちがう形で
あの人に伝わってしまうのを恐れている

ヒトカケラ分も届いてなければ、
何かを発するなんて無意味な氣がして

だから、目の前に立つと
話せなくなる

言葉には乗せられない、深い愛

目を伏せ、唇をぎゅっとかみしめ、
背を向けたとしても

あふれだしてしまうものよ

どうか読み取って、

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by sakurano-pink | 2016-09-08 22:00 | ピンク絵日記

小高い丘のバッハ

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ひとつの水路を断った目の前は、
なだらかで、穏やかな道がただただ続いている

牧歌的なバッハの音楽が鳴り響き、

土手の草の匂いが、雨だれとともに広がって
なつかしいあの日を呼び覚ます

つい先日
ぽっかり空いた洞穴に落ちていたけど

ふてくされていた自分をなだめるように

ひとと
ひととの間に愛を感じる

不信感に対して
『そうじゃないよ』と
神様が教えてくれるように

こころごと、すっぽり温かさにくるまれて
戸惑いつつも、

自然な流れで、信頼の輪に身を置ける自分がいた

たいせつなあなたが
大丈夫だよ

と、ささやいてくれるから、差し延べられた手を取って
繋がろうと思う

頂いた優しさを
まだ還せずにいるのが、もどかしい

真新しく開かれた世界が
まぶしくて、必死に自分を抑え込もうとしている

ふさわしくない
ゆるされるわけがない

いつの間にか根付いていた根拠もない罪の意識

夢を叶えるという作業は、
本来の自分を思い出していくための
道のりを辿ることだと

どこかで聴いたことがある

引っ込み思案でうつむきがちな、少女時代の私だって

草むらで、しゃがみ込み、
バッタが飛ぶのを真似て
いっしょに小さくジャンプをしていたのだ

大事な存在が、
どんどん離れていく寂しさと闘いながら

また、あたらしいあなたに、出会いたい

素晴らしい明日を夢見て
楽しいことを思い浮かべて

のほほんと、雲の流れに乗って、
秋の風に運ばれて

もう心配ないよ、と言える日まで

☆ピンク☆
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PS

つぶらな瞳、ちっちゃな手、

そばから離れ、
トットットッ…と駆けていく後姿

どこへ誘われてゆくの、

あなたを追いかけて、追いかけて
果てなき心の旅が続いていく…


ほら追いついたよ、

また共に、足並みをそろえて

あの小高い丘を越えていこう

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by sakurano-pink | 2016-09-05 20:54 | ピンク絵日記

君の名に、捧ぐ愛


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青く、紫色に光る彗星は

氷と塵が魅せる
大気のイリュージョン…

地上に刻まれた巨大クレーター

声はすれども、姿は見えず、
互いの気配を探りながら、やっと掴んだ…

創世と破滅の意味を持つ、
掌に交わしたサインは、

ふたりの再会までの道標

ため息が出るほど美しい世界の始まりも、
終わりの時も

懐かしの君と共にあったのだ

まだ見ぬ存在なのに、知っている

幻想的な景色に吸い込まれ、
ひとつの願いが、運命のひとを引き寄せたこと

絶望から這い上がれ、時のコマを戻すのだ

刻一刻と迫る、
生死を分ける状況の最中、

探していた

たった一つ託したミサンガ、
涙があふれて、

坂から転げ落ちて、打ちのめされても

会いたくて、会いたくて

君のことは、私が誰よりもよく知っていて
私のことも、君が一番知っている

あなたの名前は…
君の名前は…

答えが重なる瞬間、

知らないはずのときめきも、喜びも、哀しみも、一緒に体験していた

星がふたつに分かれた瞬間、
どこで、すれ違ってしまったのか、どこまで遡れば、
『わたしたち』に戻れるの

数奇な時間の旅に巻き込まれて

途切れ、途切れの、

記憶の片隅に残るその情景を

魂が奪われたように、
執拗に描き綴った

ポタポタと

ねえ、なぜ泣いてるの…自分でもわからない


☆ピンク☆



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PS

君は誰、
君の名前は、
君の存在は、今…


ただひとつ確かなのは、

この胸の中心に宿った、
締めつけられるほどの、

君への愛

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by sakurano-pink | 2016-09-04 02:43 | ピンク絵日記

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夏やすみの最終日

幾何学模様のタイルの道を
とぼとぼ歩きながら

さみしくて、心細くて

セミとともに、
ミンミン泣きたい気持ち…

夕日に照らされ、
光と影のコントラストが
私のこっけいな表情を浮き彫りにする

宿題がまだ終わっていないような、不安感がグルグル回って…

こんなとき、どうしたら良いの?

この夏、
百科辞典を隅から隅まで読み終えたという、
博識のクラスメイトいたとしたら…、

彼に
相談したい気持ちだ


みんなの原っぱの中心で、

宝物を守るために…足をガクガクさせながら

ひとりぼっちになるのを覚悟で
勇気を出して言ってしまった一言に、
自分が傷ついてしまう

どうして我慢できなかったのだろう…?
やっと大人になれたはずだったのに…、

助けて…!と、

ドラえもんの頭のような丸い街灯にまで

救いを求める

そんな中、
そよ風が、さやさやと
ガチガチに緊張していた肩や、
ふさいでいた耳を、

解きほぐす感じで、撫でていった…

どうやら、
あくせくと
頭を働かせすぎたみたい

スカートがふわりなびいたから、立ち止まって上を見上げたら
そんなに落ち込まないでよ、と
電線が
銀色にキラキラ光って、あいさつしてくれた

ああ、
私を取り巻く宇宙は、
実のところ
とても優しくできている

それなのに、ごめんね…と言ったら
もう謝るなよ、と、

夕焼けがニヒルに笑った

ため息と一緒に、
唇をブルブルブルッと

勢い良く震わせる仕草をしてみる

小学生の頃、クラスの男の子たちがよくやっていた遊び…

はあ、
扱いづらい自分が
もう、イヤなんだ…と

ふてくされているフリをして、

ぷうと息で頬を膨らませ、
ビーバーの真似っ子してみたり…

ふふっ、

ユーモアに興じる余裕が生まれたら、
次は何をしようか…

宙に向かって、ふと、つぶやくと…

愛しいあの子が、きょとんと
我が物顔で、
私の頭にぶら下がりながら、

ご近所の夕飯の匂いに
鼻をクンクンさせていたので

いつ帰ってきたの?
と、

ほっこりした


☆ピンク☆
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PS

頭に円盤が回ってしまうみたいに混乱して
わかっていても、できないことはたくさんある

そういうとき、
もう自分を責めないで

心はぎゅうぎゅうに追い詰められて

あれが精一杯だったんだ

気持ちを解放できた今、
ようやっと、
本心から笑えるのだもの…

明日のことは
明日…、

まだ見ぬ太陽に、預けて
今日は
ゆっくりおやすみなさい

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by sakurano-pink | 2016-09-01 02:34 | ピンク絵日記

↑小沢幸生さまが描いて下さった最高に素晴らしい桜野ピンクちゃんです。


by sakurano-pink