咲きほこる向日葵の笑顔があるかぎり

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感情がごっそり抜け落ちた
美しくも壊れやすいガラスのスクリーンに映る瞳に

一部残っていた

栄華のひまわりはパラパラ過ぎ去り、

巨大な怪獣が足を踏み鳴らし、

吐いた息から火が立ち昇り

煙の亡国となり、朽ち果て
廃墟化した記憶すら…

まっしろの
零の状態で生まれてくるとき

もういいやと投げやりに、

数多くのスペックは要らないと思って
限られたものしか搭載してこなかった

あの日のこと

何も見たくない、聞きたくない、と
宇宙の片隅で迷子となり、無気力化していた

果てしない絶望を

だれの仕業か、差し金か知らぬが

胡散臭い希望に塗り替えたかったのかは存じてないが

きっと「そろそろ、前を向いたら」
って持ち掛けられて、ようやっと

時間停止したままの隕石の上で

誰とも心通わせることもなく、
何万年もぽつんと過ごしていた
人間が地に降り立ったら…

遊ぶのは下手だし、ぼーっとしてばかりだし
一つ一つに傷ついたり、悩んだり
考えすぎて、打たれ弱い

だけど、そんな自分でも愛を知り

「何かを変えたい」と願ったそのときから
人間でいることが好きになったのだけれども

次第にこんな楽しくなるなんて
想像つかなかったものだから

酸欠になりそう

ならば、予定変更して、神様、
今すぐにでも、アップグレード


☆ピンク☆

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PS

光の速さで駆け抜ける何億もの想い

日々のルーティンにかき消されて
ちゃんと生きていかなくちゃいけないものだから
すべてに気を配るのには
限界があるのは致し方なく

私たちは、都合のよいように、

複雑に編まれた想いのほんのカケラしか
すくいとることができないもの

堂々と、毅然として、強がってみたって、

本当はこんなはずじゃなかった、
こんなこと言いたいんじゃない

壁にもたれかかり震えて、うつむきつつ
感情を抱きしめて
静かに落とす、涙ひとつぶに真実がある

照れも、ごまかしもあるから
すべてを受け取ることは不可能でも、

立ち止まって、思い起こすことならできる

夏に咲きほこる
ひまわりの笑顔があるかぎり


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by sakurano-pink | 2018-08-29 19:43 | ピンク絵日記

↑小沢幸生さまが描いて下さった最高に素晴らしい桜野ピンクちゃんです。


by sakurano-pink