愛しさだけ、そこに

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明け方五時、
玄関のドアの鍵を開き、

朝焼けを確認する、神秘のとき

小鳥のさえずりを耳にしながら、
澄み渡った空気を吸い込んで、花壇に水をやる

複雑に絡み合った苦しみの理由はなんだったのだろうと

しばし意識が遥か上空に飛ばされるほどに

石レンガの床から、
見上げる電線を五線譜にしながら、

今日のこれからのドキドキもワクワクも
必然の奇跡として、音符が連なっていくと

閉鎖的になっていた私でも
スゥーっと息を吸い込むみたいに
素直に受け入れられそうだ

晴れの日も、雨の日も、
電柱の影に佇む網ネットが
今日も変わらず、ひっそりと、そこに在る

よれよれ、ぼーっと周辺を歩き回り
涙が湧き上がってくると、

ふと、優しくごめんね、と…

うずくまりながら

ごめんねってなぜ謝りたくなるのかな

愛するあの子と幸せな時間を送ってきたように、

命の歓びを感じられることに
もっともっと
エネルギーを注ぎたい…

目に見えない心の世界の探求を長々と続けてきて、

ふと湧き起こった自由にならない
気持ちの操縦に
ぽっと頭を抱えていたのだが、

小さな数多くの思い込み一つ一つ
とただ真正面から、対峙すれば、

自分自身の甘さも、弱さも隅に追いやるか
潰すかして

パッと魔法のように、
頭で思い描く素晴らしい何かに
変えられたら、と

やはり願ってしまったが、

この現実世界は
魔法に頼るのをやめたときから、

ちゃんと奇跡を叶えてゆけるのだ

私はただ、目に見えないチャンスを
視点が定まっていない状態で

ゆらゆら追いかけてるだけと気づいたから


☆ピンク☆
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PS

数十年来の友達であるノートに
どんなにどんなに書き綴っても
見えてこない自分の本音、

正体不明ゆえ、それは
無視すれば無視するほどに重くのしかかり、

固有名詞でくくって、

一時期、身動きを取れなくした

突然の対処しきれない何かに

うまくいかせようと、
頭に汗をかきながら、
的外れだとわかっていても
いろんなシミュレーションをした

どんなに悩んでも

布団に入れば数秒で眠れる体質が
自分の取り柄だが

さんざん悩み抜き、
さめざめと泣き、

空っぽにしたら、

早朝、
いつのまにか脱げていた片っぽの靴下を手で握りしめ

ただ自分の情けなさに打ちのめれ、
悶えつつも、

よくがんばってるね、という

愛しさだけがそこにあった

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by sakurano-pink | 2018-05-29 16:20 | ピンク絵日記

↑小沢幸生さまが描いて下さった最高に素晴らしい桜野ピンクちゃんです。


by sakurano-pink