慟哭のツインレイ

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草木を揺らす風も止み、

ため息がこぼれるほど
荘厳な美しさを湛えた夕陽が

世界を支配するほんの一時、

誰にも理解されなかった、
理解されようともしなかった

ひとつの悲しみは、

長い時間をかけて、母なる海に護られ、

鼓膜にほんの少し触れる程度の
かすかな響きを
さざ波のすきまから奏で、

星の砂混じりの
シェルピンクの貝に封じ込まれたまま、

砂浜に打ち上げられる

遠方から聴こえてくる船の汽笛に足を止め、

何の氣もなしに、拾い上げたら、どこからともなく
伝わってくる切なさと

霞がかった慟哭の情景、

本来、手のひらに収めきれるものでないにしても、
理解したいという気持ちをそっと込める

どんなに、もがいても、
希望という光のたすきを掴もうにも

絶望が引きずり込む重力に勝てず
這い上がれなかった、

海底のくぼんだ穴に落ちて、
華やかな珊瑚に隠れて、ぷくぷくと、

人魚姫をも幻にする白い泡を吹きながら

永遠に癒されることのない深い傷がうずいていたと、
吐露してくれた
その心に

私の頬を伝う温かい涙が
ぽつんと、落ちた時

ほんの少しでも、埋められたのなら…


☆ピンク☆
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PS

やがて辺り一面
群青色に染め上げられ

互いに歩み寄りたいと、
ふわっと湧いた

命と命、

遠く見据えた
何マイルも先に

わかり合えるというゴールがあるとしても、

惑わされない、揺らがない

凛として、ここに立って居よう

今、ここ掌に
あなたへの愛の確信を深めたのだから


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by sakurano-pink | 2018-05-04 19:30 | ピンク絵日記

↑小沢幸生さまが描いて下さった最高に素晴らしい桜野ピンクちゃんです。


by sakurano-pink