緑の心音

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澄み渡る五月晴れの空に誘われ、

モヤモヤを吹っ切って、

女の子の足首をキュッと
強調させてくれる白いスニーカーで一歩、踏み出したの

ちょっとした
戸惑いも、動揺も…

かすかに横顔に残り、引きずるけど、

開き直りが得意だもの

女優張りに
憂い、という名の美しさに変えてみせよう

肩までの髪が揺れれば、

人魚姫の輝いた恋の珊瑚のイヤリングをして

ブルーとパープルのうろこが滲んだみたいな
水彩柄のスカートが、

白い脚元を、ひらひらまとわりつく

気まぐれなレーダーを頼りに、
今日の行き先は決めないでおく、

魂の休憩所にしょっちゅう出入りしている私が

毎回、突然訪ねてきたって、
緑の森の番人は、いつも優しく、
紳士的に迎えてくれるから、

安心して、気持ちを開いて大丈夫…

微笑みをありがとう、と…口元に手を添えるくせは、
また来ちゃった、と
はにかみを隠したくて

今一度、ゆっくりゆったりと深呼吸して
新鮮な空気を内側に取り入れて…

此処にある倖せをかみしめるの

その都度、答えを急いでしまうのはなぜなのか

あのときも、このときも…
じっくり、自分と向かい愛うことでしか、
決められなかったのだから

時を止めて

自身の有限の人生を超えてつながる
大河に身を置き、

悠久のときの流れの中、
トクントクンとうごめく心音に耳を澄ます



☆ピンク☆
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PS

切り株のベンチに座って、
ちいさなお茶会

柏餅の葉っぱに
虫食いのような穴が空いているのを見れば、

私自身と切り離した形なら、妄想も、
激しい恋も楽しめるけど

自分のこととなると、
どうもだめね、と

大人ぶってため息して、

想像だけで、満足しちゃうなぁと
振り返り

そういうところ、子どものころから
何にも変わらないなあ、と

ぱっくん、おやつを頬張り、

ゆらゆら呑気に
鯉のぼりを心の空にうかべる

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by sakurano-pink | 2018-05-03 18:51 | ピンク絵日記

↑小沢幸生さまが描いて下さった最高に素晴らしい桜野ピンクちゃんです。


by sakurano-pink