想い出になる前に

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めぐるめぐる…

幾千年の時の奔流のなか、

桜の番人として、数多くのゆめを
しょってきた

ピンクのかがやく粒子をまとった
愛と光の魂

道半ばで閉ざされてしまった少年の人生も、
花びらを含んだ髪がなびく少女のいっときの恋も
しわを刻んで、しっかりと歩き終えた一つの命も

生と死の営みを繰り返しつつ、
姿を変え、かならず、逢いに来てくれる
一人ひとりを記憶して

春が過ぎ、初夏にバトンタッチをすれば
さくらの精霊は、基本、無口

枝の隙間から覗くだけの恋をしたって、
内側に秘め、来年の準備をするだけ

つい出来心で、

何の変哲もない、集団にいたら紛れてしまいそうな
花びらとして

ふかふかの優しい手のひらに
舞い降りてしまった、その時から始まっていたの

今日も明日もただ永遠に続いていくだけの私は、

限りある青春を生きる女の子の命に、
エネルギーの一部を吹き込んで、

唇と唇が触れてしまいそうな近距離で
季節外れの満開の花を咲かせてしまうほど

まっすぐ私を見つめるあなたの瞳に
吸い込まれてしまい、

そんな時期もあったと、懐かしい思い出にしてしまう前に

「愛してる」と届けたかった


☆ピンク☆
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PS

花の気持ち、枝の気持ち、幹の気持ち、
根っこの気持ち…

中心に身を置けば、全体の想いが
ひしひしと伝わってくる

とわに、
瞬間、瞬間、己の使命をまっとうするだけと
義務付けられていた自分も、

自然界の法則を破り、初めて知った

身を焦がして
愛することで得られる、

真実の住処

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by sakurano-pink | 2018-04-17 16:41 | ピンク絵日記

↑小沢幸生さまが描いて下さった最高に素晴らしい桜野ピンクちゃんです。


by sakurano-pink