桜と猫の足跡

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陽が落ちるのも遅くなり、ちょっとずつ
桜の花びらが影を潜めていくときに

サササ…、と
オレンジピンクがかった引き潮に合わせて

帰り際、見かけた
鍵しっぽの猫が、ライト指す駐車場の向こうへ

ご主人様がいるのかな

久しぶりに通りかかる道に
見知らぬ
モデルルームみたいな美しい一軒家が建っていたり

かと思えば、古くから見慣れたお家が
羽根をつけて空に飛んでいってしまったかのように
ぽっかり空き地

悲観もせずに
黙々と、その先を歩き続ければ

春風に運ばれてきた、
あったかいご飯の匂いがする

以前、じゃれて甘噛みされた
鈴つきの
近所のチャトラちゃんにも愛いたいな、
と遊歩道を彷徨ってみた、

ぽくぽく肉球の足跡を踏まないようにね

効率を求める私の頭が
落ち込んだり、悩んだりする時間をすべてかき集めて
夢のために使えたら

完ぺきな
なりたい自分になれたかなあと、ぼんやり

想いを馳せてみたけど

どうにもできなくて、喧騒から遠ざかり、

ひとときの孤独のなか、
時間を持てあまし、宙を仰ぐとき、

実は一番、たましいが喜ぶ場所にいる

自分の体内から、腹減り虫のキュルルルルという音が
聞こえてくると

ふわふわのあの子のお腹の音まで思い出すの

どうして出愛ってしまったのだろう

始まりから終わりまで、シナリオが組まれているかのごとく、
出愛いは、別れの瞬間も含んでいるから

それでも、慈しむように
モフモフのやわらかい体に
顔を埋めて
毎日しあわせで、あなたが無償の愛を教えてくれたこと

心の眼で見つめれば、永遠に咲き誇る

神近き
桜の樹の贈り物


☆ピンク☆
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PS

此処にいること
息をすること

明日をみつめること、

すべて、愛と赦しのなか
ゆるませられるなら

それだけで十分なのだ

じたばたすることなく、
沈黙しよう

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by sakurano-pink | 2018-04-11 19:36 | ピンク絵日記

↑小沢幸生さまが描いて下さった最高に素晴らしい桜野ピンクちゃんです。


by sakurano-pink