真冬の使者のささやき

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厳格な冬という存在を目の前に

吐く息の白さも凍りそう…と嘆き、

自分が
得体のしれない何もかもに
呑み込まれそうなとき、うつむき加減に

長いこと、連れ添ったフードに身を埋め、

何も見たくない、知りたくない、
この緊張感に耐えるぐらいなら
消えてしまいたいほどの衝動に、

全身がガクガクと震えるけど

顔を上げ、
降り積もった厚い雪を

まず一歩踏みしめて、
前方にシャキーンとひろがる世界は

さん然たる白銀の景色

マイナス10度の中、感じる陽向では、

淡いブラウンシュガーに揺れる瞳に

ピュアに澄み切った空気が
目に見えるようで、

はじめてなのに、はじめてじゃない懐かしさは
一度、忘れてきた記憶のカケラが
虹のかがやきを秘めて、
手元に戻ってきたから

宇宙に
全幅の信頼を寄せることって結局、

起こることすべてに身をゆだねていくことと、理解していても

突如、柵が立ちはだかる
運命の審判が下るとき、何度直面しても慣れないものだから

季節が変わっても、長いこと、消えず
自分の内側に居座り続けた

真冬の使者のささやきに

フラットな気持ちで耳を傾けるのみ

☆ピンク☆
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PS

この崇高な雪山の頂を
目指そうとすればするほど

握りしめていた何かを手放さなくてはならない氣がして

最後に残る
人間らしい心だけはギュッと抱きしめて

それがすべてと悟る旅路

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by sakurano-pink | 2018-01-21 19:00 | ピンク絵日記

↑小沢幸生さまが描いて下さった最高に素晴らしい桜野ピンクちゃんです。


by sakurano-pink