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ひとときの留鳥

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晩秋から、初冬へ…季節は、ながれる

私の命は、渡り鳥のごとく、
自然のルールに従い、
次のステージへ旅立ってゆくはずだったが

夢へ向かうための羽根がはぎとられ、

心臓部に手を当て、
己に問う機会が与えられたのだろう

外見だけでも、きらきら生きてる風になれたら、と願うが、
行き先を決めるという選択を他者に委ねて
ふわふわと幸せになれたらと欲するものの、

そういうときに限って、大きくガツンと試され、
自身の弱さが露呈する

わかりやすいものの、納得できない答えにまみれた
ほこり混じりの鏡を見たら、

未来を見つめるはずの
自分の瞳の色が屈折して、ただ宙を泳いでおり

光を失っていた

そんなものだったのか、

言い訳とため息が尽きなくなったときに、気づいた

笑顔になれないときに、心の底から笑うことなんて
むつかしくて
それでも口角をキュッと上げることなら、

気持ちを上げるためにできるかなと思ったけど、
ぐるぐる落ち着かず、

お腹空いたのかな、と、とりあえず何か食べても満たされない

バーンと閉ざされて、壁が立ちはだかると
無力感に襲われ、

神様に愛される方法も、
道筋が見えない、先がわからない、

不満を溜め込み、不信に陥るのは
完ぺきでない証拠、

だからこそ

このセカイに、裸で投げ出されたときから
幾たびも、ハッと気づく瞬間があり、

へこたれても、つまずいても
生き直してきたことを思い出せ

信じることはこわいけれども、
グッと唾を呑み込んで

両目を見開くことから、始められるから


☆ピンク☆
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PS

逃げても、
フォローしようとしても、

徹底的に、籠城しようとしても

隣り合わせに、じわじわと
にじり寄ってくる情けなさ、恐れ、不安と

徹底的に向かい愛うことを
拒まない

私は私、取り繕わなくていい

真にまばゆい光のほうへ突き進むには、

見過ごしにしていた影の部分と
対峙するのだ

by sakurano-pink | 2017-12-04 16:28 | ピンク絵日記

↑小沢幸生さまが描いて下さった最高に素晴らしい桜野ピンクちゃんです。


by sakurano-pink