2017年 11月 07日
青春時代のトランペット
糸が切れたようにプツンとやる気がそがれ、
とことん眠りこけた公園のベンチにて、
パキンとした青空に目をやれば
連なる枝に揺れる赤い実と
葉っぱのイヤリングたち
秋のおしゃれは楽しいわ、
とお喋りが聴こえてくるみたいな
華やかな光景だ
カサ、カサ…と
落ち葉のじゅうたんを踏みしめ、
これから行く先の地図は
まだ白紙の状態だからこそ、
私が知らないセカイのどこかに…
無限の、無限の、何かを潜んでおり、
パンパカパーンとトランペットが
辺り一面に、歓喜の音を響き渡らせているよう
鈴を鳴らしながら、ピンとしっぽを立てた猫が
何食わぬ顔して闊歩している
明日への不安も、
この瞬間のもどかしさも焦りも、
溶けて、溶けて、何も問題がなかったかのように
静ひつで、透明な、すがすがしさが流れている
画家は、
絵を描いている時間そのものを愛する
性別も、肩書きも、過去も、未来も…
『今』というこの時でさえ、超越して
私は、誰でもないという感覚に触れるため
☆ピンク☆
とことん眠りこけた公園のベンチにて、
パキンとした青空に目をやれば
連なる枝に揺れる赤い実と
葉っぱのイヤリングたち
秋のおしゃれは楽しいわ、
とお喋りが聴こえてくるみたいな
華やかな光景だ
カサ、カサ…と
落ち葉のじゅうたんを踏みしめ、
これから行く先の地図は
まだ白紙の状態だからこそ、
私が知らないセカイのどこかに…
無限の、無限の、何かを潜んでおり、
パンパカパーンとトランペットが
辺り一面に、歓喜の音を響き渡らせているよう
鈴を鳴らしながら、ピンとしっぽを立てた猫が
何食わぬ顔して闊歩している
明日への不安も、
この瞬間のもどかしさも焦りも、
溶けて、溶けて、何も問題がなかったかのように
静ひつで、透明な、すがすがしさが流れている
画家は、
絵を描いている時間そのものを愛する
性別も、肩書きも、過去も、未来も…
『今』というこの時でさえ、超越して
私は、誰でもないという感覚に触れるため
☆ピンク☆
PS
青春時代
ふらっと、
街角の文房具屋で買い求めた大学ノートに
救いを求めるように
散り散りに破れそうになるほど、
思いの丈を綴った
幻想を抱き、
恋をしている余裕はなかった
思いっきり、好きにもきらいにもなれて、
一生寄り添ってゆける
自分自身に夢中だった
by sakurano-pink
| 2017-11-07 14:35
| ピンク絵日記