2016年 06月 17日
エンジェル・レイン
梅雨は、これからが本番、
曇りでうつうつとした空のテンションが
いまの私には心地よく、
いまの私には心地よく、
宝石のように、きらめく紫陽花たちが、
瞳を潤してくれる
瞳を潤してくれる
バスの中、混雑した車内で、
中学生の女の子が端にずれて、
一個分、わたしのために席を作ってくれた
中学生の女の子が端にずれて、
一個分、わたしのために席を作ってくれた
『ありがとう』を三回、
始まりと、
目的地に向かう途中と
別れ際に伝えたら、
始まりと、
目的地に向かう途中と
別れ際に伝えたら、
その度に、控えめだけどホッと安らぐ、
あったかい微笑みが返ってきたんだ
あったかい微笑みが返ってきたんだ
さりげない優しさが、その日一日の宝物…
雨の雫が、恵みのように…
傘からはみ出す肩や、足元に
降り注ぐのを感じた
降り注ぐのを感じた
思いがけない幸せは、突然訪れるもの
だけど、あらかじめ、
望む未来は、選べるのだろうか
……運命は……
望む未来は、選べるのだろうか
……運命は……
私は、
ただ、愛する存在とずっと一緒にいたかったし、
いつまでも、こういう日々が続いていくかと思っていた…
ただ、愛する存在とずっと一緒にいたかったし、
いつまでも、こういう日々が続いていくかと思っていた…
ふと思い出すと、何だか心がモヤモヤして落ち着かない…
あきれるほど、
そのことばかり、延々と考えている、
あきれるほど、
そのことばかり、延々と考えている、
もういい加減、晴れやかな気持ちになって
これからのことを思い描いてもいいんだよ…
これからのことを思い描いてもいいんだよ…
あなたがそう言っているのはわかる
いつまで、内にこもっているのか、
自分でも自分のことが扱いづらい…
自分でも自分のことが扱いづらい…
それでも、前なんか、向きたくないよ
これが今の、ありのままの、
むりのない状態だから
むりのない状態だから
頑なに言い張る私を励ますように、
先ほどの天使を、派遣してくれたのだと
……すぐにわかった
☆ピンク☆
こんなにあなたに愛されているのに、
遠く離れているからという理由で、
いつまでも、いつまでも…泣いてばかり
いつまでも、いつまでも…泣いてばかり
会いたくて、会いたくて、見苦しいほど
引きずって、
引きずって、
明日もまた引き延ばしてしまうのだろう
雨音が
消せない記憶と重なり、
消せない記憶と重なり、
いつまでも、響き渡る
by sakurano-pink
| 2016-06-17 00:28
| ピンク絵日記