2015年 10月 07日
形のないプレゼント
まだ何も始まっていない…可能性120%の
真新しい朝、
タイヤに澄んだ空気を、満タンにして
くるくる
虹色の自転車を漕ぎながら
青空も、鳥のさえずりも
少しずつ、紅葉し始めた緑も、
体全体で、感じ
ヤッホーと叫びたくなる
この地球の一角は何て素晴らしいのだろうと
感動して
目玉焼きのように、
こんがり焼けた太陽が、
私を鼓舞してくれるから
何でもできる氣がする
ぽかぽか日だまりにいても
首回りがすこおし寒いから、
髪を下ろそうかな…
そういえば
昔、夜な夜な編んでいた、マフラーは
大好きな人の顔を思い浮かべて
ひと編み、ひと編み…大切に想いを織り込んだけど
結局、渡さなかったから
自分にプレゼントした
あのマフラーはどこに行ったんだろう…
そんなことを考えながら坂を下って、
川沿いを通れば、
たくさんの人たちに混じって
憧れの背中が見えた
瞬間、こころに流れ始めるセピア色のメロディに身をまかせ、
今日こそ、…声を掛けたい
☆ピンク☆
PS
一生懸命、鏡の前で練習した笑顔は、
相当…ぎこちなく映ったかもしれないと
一瞬よぎる不安をかき消すくらい
あなたは大きな声で
おはよう
と返してくれた、周りの人がびっくりして
振り向くくらい
風がザワッとして
嬉しくて…
二人の行く先を示すみたいに
雨上がりの石ころたちも、キラキラ…
遠くの土手で、光ってる
by sakurano-pink
| 2015-10-07 00:31
| ピンク絵日記