今宵、ブラウンシュガーに溶けてゆく

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はらはらと、
ブラウンシュガーの
光透ける落葉の舞いを目で追いかけながら、

肩にぴょんと、
飛び乗ったリスが授けてくれた

好奇心に満ち満ちている
どんぐり眼をきらきらさせ、

少年はくるくる、回る

そのまま、バランスを崩し、
足がもつれて、
カサカサッ…と音を立てて
転んでしまったとしても、

アッハッハッ

秋が紡いだ赤、黄色、緑の彩りを編んだ
キルトのじゅうたんが
受け止めてくれるね

ごろごろ転がり、仰向けになれば
その視界に、何が映る

木洩れ陽と、スカイブルーの溶け合い、

それとも…

たとえようもない美しさと、儚さを宿した
ガラスの瞳が、時おり揺らぐ

大好きな祖母が作ってくれた木苺のジャムが
もう食べられないこと

些細なことが、胸をぎゅっと締めつける痛みを
伴うけど、

くしゃくしゃの笑顔も

『愛してる』と遺してくれた言葉も…
確認するまでもなく、
たましいを、

たった今、
ポツンと、呟く代わりに
声にならず、
こぼれ落ちた涙を暖かく包んでいる

誰かと仲違いしてしまったり、

今、目に見えるだけの小さな世界に
隔絶され、置いてかれたような

心細さに押し潰されそうなときも

グッと呑み込んで…、

何気ない一コマも
スポットライトを当てれば

どのときも、華やいでいるもの

ほんのひと時…、まだ見ぬ明日のことを忘れて
おやすみなさい、

☆ピンク☆
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PS

現実そのものが、
まぼろしで、

ピアノタッチして、画面に綴る
何気ない散文や詩が

断続的で、

一見、ひとつひとつが繋がらない
夢日記だとしたら、

確かなものは何もない、

此処に留まり続ける
意味ですら、あいまいで…

それでも
瞳の映写機が映しだす
生と死、

愛、よろこび、
諸々のかなしみのグラデーションは

私たちをこんなにも
劇的に揺さぶり続ける

一方的に知っているだけだったけど、

空へ旅立ったあの人が

どうか
風の向こうで微笑んでいますように

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by sakurano-pink | 2017-11-03 00:17 | ピンク絵日記

↑小沢幸生さまが描いて下さった最高に素晴らしい桜野ピンクちゃんです。


by sakurano-pink