2015年 09月 30日
初秋のセレナーデ
柔らかい黄金色の日差しと、
透き通った緑の風が心地よく…
昼下がりのバス停は、
半袖と、長袖の人が
同じくらいの数で、ぽつぽつと列を成していた
らしいね、と突っ込まれそうだけど…
頭がぼーっとしている
白昼夢でも見ていたのかな
あなたと手をつないで
一緒に歩いた時間…
深く深く、
誰にも詮索されない、秘密の場所で
キスしたまま、
時を止めてほしいと願った
いきなり
『歯がきれいだね』と褒められて…
肝心なところで、吹いてしまう
念入りに、念入りに…磨いているよ
いつされても、いいようにね
心も体もくすぐったい…
始終、大笑いした後、
薄暗くなった夜道で、
タイミング良くバスをつかまえて
滑り込むように、乗ったね
以前…自転車通学していたこの道の
懐かしのお店や、エピソードを話しながら
あなたと肩を寄せ合って、
窓越しの夜景を眺めていると
愛しさと切なさがあふれてきて、少し苦しい
☆ピンク☆
PS
帰り道…ニョロニョロくぐって
ムーミン谷に寄ったね
この丘から見えるお月様は…
私たちのセレナーデ
by sakurano-pink
| 2015-09-30 03:40
| ピンク絵日記